• 技術職

    国防の最前線を自分の技術で支えるというやりがい

    技能職とは、実際に現場で施工を行い工事を進める職人のことです。塗装作業による船体の保全作業が主となりますが、単に塗料を塗ればいいわけではありません。船体面の材質や状態にあわせて、塗料の種類を変えたり塗り方を変えたりする必要があります。塗料や下地などの材質に対する知識も必要ですし、天候や気温・湿気なども考えながら作業をします。船は修繕期間中でも人の出入りが頻繁に行われるので、自動化や機械化が難しい作業が多く、一人一人の職人の技術力がそのまま会社の力となります。当社は艦船修繕において現場で培われた高度な技術の承継に取り組んでいる一方で、海外の最先端の機械も活用し、これまで磨いてきた技術力をさらに高度なものに進化させようとしています。あなたも艦船修繕のプロフェッショナルを目指してみませんか。

    主な業務内容

    ◎ 工事前の道具・機材の準備
    ◎ 下地処理から塗装仕上げまでの施工管理
    ◎ タイル・絶縁ビニール床材の施工管理
    ◎仮設電気・エアのサービスラインの設置および撤去

    先輩インタビュー

    艦艇修繕部 塗装課
    2018年5月 入社
    塗装工

    藤本 寿

    チームと連携して限られた工期でいかに工事を遂行していくか

    艦船の修繕工事は船内の居住区域の床塗装をはじめ、船舶構造物・装備の溶接や取付け作業に伴う塗装工事全般を行っています。燃料や飲料水用タンクだけでなく、アンカーチェーンから船体外殻にいたるまで艦艇全体の修繕作業にあたります。
    毎日の職場が米海軍や海上自衛隊の艦艇という非日常感と、晴れた日に船上からの景色は、何とも言えない壮大感があります。
    施工管理では、限られた停泊期間で多くの工事を同時に遂行しなければならないため、いかに効率的に作業を進めていくかが、大切な課題となります。また、複数の工事に臨機応変に対応する判断力と柔軟さも必要です。
    短納期な中でも艦艇が要求する品質基準は厳しいものですが、数名ので構成される施工チームが協力しながら、ひとつずつ工事を終わらせていく過程にはやりがいを感じています。今後は施工管理者としての経験をもっと積んで、いずれは工事監督を任される責任者に成長していけるように頑張りたいと思います。

  • 現場管理職

    スケールの大きな艦船修繕の司令塔

    現場管理職とは、船の修理・メンテナンス・塗り替えによる保全などの各工事の中心となる司令塔のような存在です。船内居住区画、船体、機関室などの多種多様なエリアで塗装・溶接・電気・配管などの作業を、担当チームや協力会社とうまく連携しながら工事を遂行していきます。艦船修繕のほとんどは短納期であることに加え、修繕内容はどれもフタを開けてみないとわからないことが多々あります。そんな限られた時間のなかでも、柔軟な判断と工夫によって工期に間に合わせるところに、この仕事の醍醐味があります。あなたも艦船修繕工事のまとめ役としてリードするスペシャリストを目指しませんか。

    主な業務内容

    ◎ 事計画の立案と工程管理
    ◎ 工程に沿った人員配置、材料や機材手配
    ◎ 国内・海外塗料の施工指示および品質管理
    ◎ 船主検査立会い、検査報告書の作成・提出

    先輩インタビュー

    艦艇修繕部 塗装課
    2014年入社
    工事監督者

    広瀬 勝太

    数百人規模のプロジェクトをリードする

    米軍艦船修理における私たち工事監督者の仕事は多岐にわたります。作業計画書の作成、着工に向けた準備、現場作業員に対する指示、進捗管理、工程検査、米軍各部署とのミーティングや交渉、追加工事の報告書・見積作成など、局部的な管理ではなく工事全体を一貫して管理するのが私たちの会社の工事監督者の仕事です。我々が本社を置く長崎県佐世保市に配備されている米海軍佐世保基地は米国の第7艦隊に属している基地で、米国と日本の安全保障において非常に重要な役割を担う基地になります。佐世保基地への帰還~出航のスケジュールは様々な情勢を踏まえて日々変動するものであるため、私たち修理業者の工程管理も非常に厳しいものが要求されます。その限られた工事期間に加えて、艦船の高い防衛能力を維持・向上させるため、塗装や溶接工事の施工品質も非常に高いものが要求されています。私たち工事監督者は工事毎に発行された英文の仕様書や図面はもちろん、参照元となるその他の膨大な外部要求資料についても、読んで理解したうえで工事を進めなければなりません。
    工事監督者として私が注意していることは、現場作業員の方々へ指示する際には、まず自分がちゃんと要求事項や施工手順を理解して且つ客観的にみて伝わりやすい手法で指示をするということです。工事監督者の仕事は、毎年更新され続けている品質要求を把握しながら、艦船のシステムや監督官の意向により日々変動する作業環境の中で施工管理をしていかなくてはならなりません。そこで工事監督者に求められるのは、多種多様な状況の変化に対して即座に当初計画を見直して対処できる「柔軟性」や社内だけでなく米軍艦船各部署との報連相を適時適切に行うことが出来る「コミュニケーション能力」です。そういった能力をお持ちの方であれば、これまでの職務経験は関係なく活躍できる場が我々の会社にはあります。
    工事監督者になるには米国の検査資格を取得する必要があり、担当者になるまでもなってからも覚えることが多く大変な仕事ですが、国の防衛能力も影響する重要なプロジェクトを完成させていく達成感やご自身の成長を感じながら一緒に楽しんで仕事をしてもらえる方に来てもらえると嬉しく思います。